史上最高値を更新して天皇誕生日を祝うストーリー

投資四方山話

こんには、にしのです。
日経平均株価、史上最高値を更新しました!!
みさなんおめでとうございます!

いや~、それにしても凄かったですね~

早朝のエヌビディアの決算発表の内容に驚き、
材料出尽くしで下落するかと思ったら時間外でのエヌビディアの株価上昇に驚き、
前場で日経平均ザラ場の値で史上最高値の更新に驚き、
ついに終値で39,000円をも突破するという文句のつけどころのない終わり方に驚くという、
まさに翌日の天皇誕生日を国民全員が最大級の多幸感をもってお祝いするべく、
筋書きのあった最高のストーリーだったんじゃないでしょうか。

昔話ではありますが、同じ株価でも今とは大違い

私、平成元年入社のいわゆるバブル入社組ではあるんですが、かなりお堅い企業に就職したので会社の経費で豪遊するっていうようなバブル期の過ごし方は知らないんです。
ただ、証券会社に就職した友人なんかは凄かったですね。
なんせ、事務職入社の女性の友人が入社一年目の冬のボーナスとか100万円以上貰ってましたから。
あれは、羨ましかったな~

日経平均がバブル期を超え始めてから、バブル期と現代の状況の違いを書いている記事がよくありますので、ちょっとだけ私が記憶しているあの頃のお話をしてみます。

当時、同級生のなかでバブルの恩恵を一身に受けていたのが、さきほど書いた証券会社に入社した友人達ですが、他にも損保や銀行、百貨店なんかに就職した友人達も随分と景気が良かったですね。
そして、会社の同期の中でも、株ではなく転換社債で儲けていた友人がいたのを記憶しています。

当時の一般的な新入社員クラスの金融知識だと、いわゆるNTT株が身近な株だったんですが、それが1単元120万円とかっていう価格だったので、100万円以上の資金がないと株式投資はできないモノっていう認識だった人間が多かったと思います。
今のようにネット証券もありませんから、証券会社の窓口に行って、口座作って、そこから電話で株を注文するって感じでした。

で、その転換社債やってる友人は、転換社債だと必要となる自己資金が少なくていいからやってる、みたいなことを言っていた記憶があるんですが、あの頃、実際どうだったんですかね~
でも、会社に入ったばかりの人間が転換社債を買っていたりするわけですから、それだけでも今と全く違いますよね。

社会全体が株価上昇に浮かれていた間違いない私の記憶のひとつに、祖父と祖母の家に法事か何かで集まった時に、親父たちではなく叔母たちが「昨日、一日で20万円以上儲かったのよ~」「あら、うちは20万まではいかなかったわ」とかって言っていたというのがあります。

あの頃、普通に普通の叔母さん達が、何百万も株式投資で儲けて、楽しそうにダイヤのネックレスとかバックとか買っていたんですよね。

まあ、その他にも飲んだタクシーを停めるのに、一万円札を何枚も手にしてタクシーを停めようとしたっていう話がありますが、あれって本当のことなんですよ。
当時、タクシーは停めるものじゃなくて、電話で迎車をおさえておくものだったんですよね。

それが平成の日経平均株価3万8957円44銭っていうバブル期の状況だったんです。

本当にあの時とは全然違います

当時、株式投資をやっていなかったので、各銘柄の動きなんていうのは分からないんですが、想像するに、どんな株を買っても儲かるような感じだったと思います。
叔母さん達があれだけ景気のいい話をしてましたから。

一方、今回の日経平均史上最高値更新の状況ですが、半導体関連と値嵩株、いわゆる海外の投資家が好む大型株だけで日経平均を牽引して高値更新しているので、それほど市場参加者全員が「踊る阿呆」になってないですよね。

なので、当時を知っている人間からすると、ちょっとなんだか違うな、っていう感じがするんです。
当時のように企業のPERが60倍超とかではないし、今までが割安過ぎるってってことも理解していて、日経平均が市場高値を更新するのは何らおかしなことではない、って思ってるんですが、なんだろ、あの値を超える時ってもっと凄い世の中全体で大喜びするっていう感じがしたんですけど、実際は投資家界隈だけですよね、多幸感たっぷりなのは。。。

なので、まだまだ日本の株価は上昇してくれなきゃ困るもので、もっと世の中全体が多幸感に満ち溢れないとダメだと思うんです。
多分、日経平均が5万円ぐらいを超えてこないと、あの当時の「うぉぉ~!!」っていう勢いのある感じにならないと思うんですよね。

まずは半導体セクターオンリーという状況から広がりをみせないと

個人的には、半導体洗浄装置世界首位のSCREENを主力銘柄にしているので、今回の市場高値更新には一番恩恵を受けたと思ってます。
他に持っているソシオネクストとかマクニカホールディングスなどもあるので、保有株はかなりいい感じで上げてくれました。

それには文句言うつもりはないんですが、なんか限定されたセクターだけが上がってもしょうがないような気がするわけです。
半導体セクターだけだと、いつ暴落が来てもおかしくないですから、資金が他のセクターに循環し始めて、市場全体でアゲアゲ感に浸った後で暴落するなら暴落して欲しいんですよね。
なぜなら、そうなると何となく暴落が読めそうな感じがするので。

ザックリとした相場観

今月2月をやり過ごして3月のSQで若干の下落なんぞがあった上で、各企業の年度末業績がチラホラと想定され始めるとまた市場は堅調に推移するんじゃないかと。

で、3月末の決算発表が集中する頃までは順調に株価は上昇、そして決算発表の内容次第で、決算跨ぎ後に大幅調整する銘柄と更なる上昇に向かう銘柄に分かれるとは思いますが、大方、相場全体は下落基調でGWを迎えるんじゃないかと思ってます。

その頃までに日経平均がどのくらいまでの値になっているかですよね。

どれだけ下がってもいいと思う銘柄と株数だけをホールドして、一旦、GW前までには全部利確するぐらいがいいんでしょうね。
とはいえ、先週のうちに金融系や高配当系の銘柄は全部利確しておいたので、もっと前に暴落してくれても拾う準備は整っているので、柔軟に対応していけるようにはしてあります。

上昇スピードがあまりにも速いっていうのは間違いないですが、なにはともあれ、全ての投資家が望んでいた日経平均チャートの青空天井突入です。
新たな日本株投資のステージ、みんなで楽しみながら資産を増大させていきましょう!!

画像は記念すべき2024年2月22日の日経新聞夕刊です。
222かつ天皇誕生日の前日とは、まさにおぼえやすい日に史上高値を更新してくれました。
まるで事前に決められたストーリーのようですよね。

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