毎年、そろそろクリスマスだよねぇ、なんて時期に今年の振り返りと来年の検討をしなきゃいけないのは、FXのシステムトレードの設定内容だけじゃあ、ございません。
証券会社のNISA口座枠で既に購入した株の状況や来年は何をNISA口座の枠(120万円)で買うべきかもキチンと検討しないとダメですw
あと、もう今の12月中旬では間に合わないかもしれませんけど、今、NISA口座を作ってある証券会社でいいのか、っていうことも考えた方がいいと思います。
今はNISA口座も違う証券会社に変更することができますから、一番最初に勢いでNISA口座を開設してしまってそのままにしている、っていう人も、いろいろと条件が有利な証券会社にNISA口座も変更した方がいいと思います。
2018年、米国株は空前の好条件が揃うかも
今日、2017年12月17日(日)の朝、ロイターのトップニュースは「米株価3指数の最高値更新と税制改革の実現期待」という内容でした。
今、米国経済は雇用統計や各種の経済指標から、底堅く、健全な成長に向かっていると言われていて、そこへ今回のトランプ減税が実現される見通しが非常に明るくなっています。
トランプ減税が実現すれば「法人税率は現在の35%から21%に引き下げられる見通し」となります。
そうなると「自社株買い」や「配当引き上げ」などにつながる可能性があり、当然ながら株主(株価)に恩恵があるでしょう。
また、米国は、日本と違って株式での資産運用が浸透していますので、株価上昇による社会全体への好影響も大きいと思われ、消費者心理の押し上げなどにもつながる可能性があると思います。
こうなると米国株は空前の好条件が揃うことになり、このタイミングで来年のNISA口座で購入する株を検討する場合、米国株を検討の中心に考えないわけにはいきません。
NISA口座はマネックス証券が絶対におススメです
米国株に投資する場合、最も気をつけなければならないのは売買手数料です。
米国株は日本株と違って、購入にあたっての「単元(最低単位)」というものがなく1株から購入できるのが特徴ですが、購入にあたって必要となる手数料がそれなりに高いので、ある程度の株数を購入しないと割高になってしまうことがあります。
そんな購入手数料が高めの米国株のうち、ETFであればNISA口座なら購入手数料が無料(あるいはキャッシュバック)してくれる証券会社は非常に多いですから、開設済みのNISA口座がある方は「VOO(バンガード・S&P500インデックス)」や「VOOG(バンガード・S&P500グロース・インデックス)」、「VOOV(バンガード・S&P500バリュー・インデックス)」などの他、「RWR(ダウ・ジョーンズU.S.セレクト REITインデックス)」など、米国の株価指数やREIT指数のETFを購入するのがいいと思います。
ただ、もしNISA口座をこれから開設しようと考えている方であれば、選ぶべき証券会社は、マネックス証券がベストだと思います。(これからNISA口座を変更するのもおススメします。)
なぜなら、他の証券会社と同じく米国のETF購入手数料が実質無料(キャッシュバック)であることに加え、米国の個別株と中国の個別株も購入手数料が恒久的に実質無料(キャッシュバック)となっているからです。(キャンペーンとかではなく恒久的に、です。)
さらに日本株の売買手数料も恒久的に無料となっている点も見逃せません。
この米国の個別株も中国の個別株も購入手数料が実質無料(キャッシュバック)と日本株の売買代金無料の合わせ技は、他の証券会社と比較すると圧倒的に毎年のNISA口座の120万円枠を効果的に活用できる条件だと思います。
じゃあどんな銘柄がいいのか
今後、トランプ税制改革と堅調な経済状況という環境のなか、米国株の購入手数料に恩恵があるNISA口座で何を買えばいいのか、ですが、私としては、NISA口座のもう一つの特徴である「配当金・分配金も無税」という特徴を活かした銘柄がいいと思います。
つまり、「配当利回りが良い米国の個別株」です。
配当利回りが良い銘柄が多い分野はエネルギー分野と情報通信分野が双璧で、
エネルギー分野では
- 「BP(ティッカー:BP)」が予想配当利回り6.8%
- 「ロイヤル・ダッチ・シェル(ティッカー:RDS.B)」が予想配当利回り6.61%
情報通信分野では
- 「AT&T(ティッカー:T)」が予想配当利回り5.43%
- 「ベライゾン・コミュニケーションズ(ティッカー:VZ)」が予想配当利回り4.99%
となっています。
この4社は米国株の中でも超優良な銘柄ですから、もう何も考えず、株価も顧みず、毎年、NISA枠全てをこの4社の株式購入に充ててもいいんじゃないかと思うぐらいです。
また、豪華なショーで有名なヴィクトリアズ・シークレットの「エル・ブランズ(ティッカー:LB)予想配当利回り6.11%」やカジュアルブランドの「Guess(ティッカー:GES)予想配当利回り5.71%」など、アパレル分野も配当利回りが良好な銘柄があります。
その他では、海上用コンテナリースの「トリトン・インターナショナル(ティッカー:TRTN)予想配当利回り5.53%」やコンクリート製品や鉄条網の補強材など建設資材製造の「インスチール・インダストリーズ(ティッカー:IIIN)予想配当利回り5.48%」なども業績の拡大も見込まれる高配当銘柄として、個人的には注目しています。
ETFでも個別株でも家賃(日本円)の一部を外貨(米ドル)へ
トランプ大統領に対する評価はいろいろありますが、ほぼ世界経済を牛耳っている企業郡の母国である米国第一を掲げ、圧倒的に有利な法人税の実現に向けて猛進している件については、米国株にアドバンテージを与えています。
共和党が過半数を占め、法人税減税に消極的だった共和党議員の妥協も得たという状況下では、法人税の大幅減税は実現されるでしょう。となれば、米国株の上昇は今後も続くことになると思います。
このような状況でNISA口座を効果的に活用する術として、米国株(ETF含む)を買わないという解はないでしょう。
すでに米国株に投資されている方はその延長線上にNISA枠の活用を、まだ米国株に投資されたことの無い方はこの機会にNISA口座を活用して、是非、米国株への投資を始めてみてください。
ちなみに、どんどん貯まっていく家賃収入を日本円のまま全て保有しているのであれば、その何割かは外貨(米ドル)に分散させておいた方が良さそうな気がしていませんか?
「日本円だけで資産を持っておくのも、ちょっとどうかな?」と思っている感覚は間違ってないと思いますよ。
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